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シラミによる被害は吸血されたあとの激しいかゆみで、体質によっては特有の色素沈着や化膿をおこします。また、コロモジラミは発疹チフスを媒介することで知られ、戦争の度に大流行をくり返してきました。
日本では昭和30年代以降ほとんど発生していませんでしたが、最近、保育園、幼稚園、小学校などでアタマジラミの集団発生が報告されており、問題となっています。
人間に寄生するシラミには、コロモジラミ、アタマジラミ、ケジラミの3種類がいます。このうち、コロモジラミとアタマジラミは形態的にほとんど区別がつきません。コロモジラミは衣服に覆われた部分の皮膚から、アタマジラミは頭皮から吸血します。ケジラミは全く違ったカニのような形をしていて、通常陰部に生息し吸血します。シラミは他の吸血昆虫と異なり、常に寄主の体に生息し、雌も雄も、その一生を通じて吸血します。
シラミの駆除方法としては、フェノトリン粉剤もしくはシャンプーの寄生部位への直接処理が最も効果的です。