ノミ

シラミノミは本来はネズミの流行病であるリケッチャを媒介し、人に伝播して発疹熱、ペストをおこします。また、ネコノミは本来はネコを宿主としますが、人にも集りやすい傾向があり、咬まれると痒さがしつこく持続します。日本での主なノミ類としてはヒトノミ、ネコノミ、イヌノミ、ケオプスネズミノミ、ヨーロッパネズミノミ、ヤマトネズミノミ、メクラネズミノミ等があります。

ノミには翅がありませんが跳躍が得意で、跳ねる高さは体長の約200倍にも及びます。成虫は雌雄ともに吸血しますが、宿主嗜好性はあまり厳密ではなく、このことがペスト、発疹熱などの感染症の媒介者として医学分野でノミ類が重要視されてきた主な理由です。

 

ノミに吸血されるとかゆみがしつこく残り、数日間は続きます。何日かたってから掻くと再びかゆみがぶり返すなど、吸血昆虫の中でもその不快さは特別で、手へんに「蚤(のみ)」と書いて「掻く(かく)」という字ができたほどです。

駆除に用いる殺虫剤

  • 蚊
  • ハエ
  • ゴキブリ
  • ノミ
  • トコジラミ
  • イエダニ
  • シラミ
  • 屋内塵性ダニ類
  • マダニ

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