衛生害虫はさまざまな恐ろしい感染症を媒介します。
高熱・発疹を発症するデング熱はヒトスジシマカが、日本脳炎はコガタアカイエカが媒介します。
また、高熱・脳炎を引き起こすウエストナイル病は北米、アフリカ、欧州、中央アジアなどに広く分布し、米国では毎年数千人の患者と約百人の死者を出すなどの猛威をふるっています。ウエストナイル病は蚊が媒介しており、日本への侵入が警戒されます。
これら衛生害虫の消長には目が離せません。 地球温暖化による害虫生息域の拡大や環境に対する影響の懸念についての、最新情報が環境省の関連サイトに掲載されています(「地球温暖化と感染症~いま何がわかっているのか?~」)。