私たち日本家庭用殺虫剤工業会は、殺虫剤を通し人と自然にやさしい快適な暮らしをサポートしています。会員ページ
日本の夏を代表する蚊取線香は明治中頃に誕生しました。日本の蒸し暑い夏や開放的な家屋構造に適して、愛用され続けているおなじみの殺虫剤です。
蚊取線香は、有効成分であるピレスロイドを木粉などの植物成分に混合し、更にタブ粉、澱粉等の粘結剤を加えて練り、渦巻状に打ち抜いて乾燥させたものです。線香が燃焼する時の熱によって有効成分が揮散し、煙と一緒に広がり、蚊を駆除します。
渦巻きの先端を下向きにして火をつけると、マッチ1本で確実に点火できます。
長時間使うものですし、燃えている部分は700~800℃になりますから、火災には十分気をつけてください。
専用の線香立てを陶器や金属製の容器の上に置くか、線香皿或いは専用容器を使用してください。それ以外の用具を使用しないでください。紙やふとんなどの燃えやすいものからは離して置きましょう。
部屋を締め切って蚊取線香を使うと、煙がこもり、目やのどに多少の刺激を感じることがあります。
人体には特に問題はありませんが、時々換気をしたり、窓を少し開けて使用することをおすすめします。
ハエを対象にしたハエ取り線香もありますが、使用方法等は基本的に蚊取線香と同じです。
※ ご使用になられる製品の注意書きに従って使用して下さい。
それぞれの製品の詳しい情報は、各社ホームページ及びお問い合せ先等でご確認下さい。